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心房細動の治療

薬物治療

心臓が正常なリズムを刻めるように、あなたの状況に応じて、医師が薬剤を処方することがあります。

心拍数をコントロールするために、医師はジギタリス製剤、βブロッカーやカルシウム拮抗薬を処方することがあります。このような薬剤によって心房細動の症状の一部は軽減できても、心房細動の出現そのものは予防できないことがあります。これはつまり、脳卒中や心不全のリスクがなくならないことを意味します。

また、脳卒中リスクを減らすために、医師は血栓形成を予防する抗凝固薬を処方することがあります。

心房細動リズムのコントロールに用いられる一般的な薬剤

ピルシカイニド塩酸塩

アミオダロン

ソタロール

ジソピラミド

ベプリコール

プロパフェノン

プロカインアミド

フレカイニド

アブレーション

アブレーションは標的とする心筋の一部を破壊(焼灼)するものです。医師がどの部位を治療するかを慎重に選択します。選択した領域に微弱な高周波電流を通電して心筋に焼灼巣(瘢痕)を作ります。局所心房細動アブレーションは、カテーテル先端から高周波を通電することによって、心房細動の原因となる心房での無秩序な電気活動を停止させることができます。ただし、脳卒中に対する予防効果は十分に検証されていません。

アブレーションは、外科的な手術で行うことも、カテーテルを用いた内科的な手技として行うこともできます。

■カテーテルアブレーション

カテーテルアブレーションでは胸部切開が不要です。カテーテルアブレーションは、カテーテル挿入から始めます。カテーテル挿入では、カテーテルを鼠径部(頚部の場合もあります)にある血管から挿入します。医師が慎重にカテーテルを心臓に「誘導」します。医師はリアルタイムに画像が確認できるビデオ画面またはX線画像を見ながら、カテーテルがどこにあるのかを確認します。

カテーテル先端に設置されている電極を使って心臓の電気信号を感知し、電気的な測定を実行します。医師は心臓を検査したあと、カテーテルを用いて心筋組織の一部を「焼灼」します。カテーテルアブレーションには下記の方法が用いられます。

  • 極低温を用いたクライオアブレーション
  • 高周波エネルギーを用いたラジオ波または温熱アブレーション
  • レーザーエネルギーを用いたレーザーアブレーション

電気的除細動

■体外除細動

正常な心調律を回復させるために医師が体外除細動を勧めることがあります。体外除細動は、胸や背中に貼付したパドルを通して高エネルギー電気ショックを心臓に与えるものです。この方法は通常は病院内で実施します。治療前に鎮静剤を服用することもあります。

メイズ手術

メイズ手術は、無秩序な電気信号が心房内を走らないようにして心房細動を止める手術です。心臓に対して行う外科的な手技のため、通常は別の心疾患で開心術が必要な患者に対して検討されます。

メイズ手術後には、心拍を正常に保つためにペースメーカが必要になる場合があります。

これらの治療法は、心房細動の症状を緩和することができますが、心房細動の発生は予防できない可能性があります。また、心房細動が再発している場合もあり、脳卒中リスクもあります。

 

 

心房細動による脳卒中リスクを低減するための治療

医師に相談しましょう

非弁膜症性心房細動と診断された場合、病状と治療選択肢について医師に相談することが重要です。会話を始める参考として、医師との対話ガイドを次の診察時に持って行きましょう。

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