Clinical traials Jp

PINNACLE FLX 試験

PINNACLE FLX臨床試験の概要

次世代WATCHMAN FLXの安全性と有効性を評価する米国でのIDE試験です
手技45日後までの薬剤レジュメへワルファリンに加えてDOAC(直接経口抗凝固薬)が採用されました

PINNACLE FLX臨床試験の成績

PINNACLE FLX試験は主要安全性評価項目並びに主要有効性評価項目のそれぞれのパフォーマンスゴールを達成し、
高い手技成功率と45日フォローアップでのDOAC中止率が示されました


PINNACLE FLX臨床試験の成績

有効性・安全性共にパフォーマンスゴールを達成しました

● 主要有効性評価項目 ●

左心耳有効閉鎖率:
12ヶ月後のTEEで評価したデバイス周囲の残存血流が5mm以下と定義

主要有効性評価項目
左心耳の有効閉鎖はデバイス周囲の残存血流が5 mm以下の場合と定義し、独立したコアラボで判定 (N=344).
* PREVAILとCAP2で得られた左心耳有効閉鎖率にマージンを加味して算出したパフォーマンスゴール

Circulation. 2021;143:1754–1762

● 主要安全性評価項目 ●

留置手技後7日以内または退院のいずれか遅い方までに以下のいずれかの事象の発症:

 

 ・全死亡
 ・虚血性脳卒中
 ・全身性塞栓症
 またはデバイス/手技に関連する事象
(仮性動脈瘤修復術、動静脈瘻修復術、その他の重大な血管内修復術など、
開心手術または重大な血管内インターベンションを要するもの
 

 

 

 

主要安全性評価項目

留置後7日以内または退院までのどちらか長い方の期間における、次のいずれかの事象の発生:
全死亡、虚血性脳卒中、全身性塞栓症、または開心手術もしくは重大な血管内インターベンションを要するデバイス/手技に関連する事象 (N=400).
*PREVAILとCAP2で得られた周術期合併症発症率にマージンを加味して算出したパフォーマンスゴール

Circulation. 2021;143:1754–1762

手技成功率

PINNACLE FLX試験ではこれまでの臨床試験と同様に高い手技成功率を示しました


手技成功率

1Boersma, L.et al. EHJ. 2016.  37(31): 2465-2474
2Reddy VY, et al. JACC 2017; 69(3): 253-261
3Holmes DR et al. JACC 2019; 74(23): 2878-2889
4Circulation. 2021 May 4;143(18):1754-1762.
5Freeman, JACC 2020. Caution

45日後フォローアップ時点でのDOAC中止率


45日後フォローアップ時点でのDOAC中止率
  留置~45日後まで服用していたOACの内訳

1Circulation. 2021 May 4;143(18):1754-1762.
2Holmes, DR., et al. (2014). J Am Coll Cardiol 64(1): 1-12
3Holmes, DR., et al. JACC 2019