心房細動による脳卒中

心房細動による脳卒中

脳卒中について

脳卒中について

脳卒中には、虚血性と出血性の二つのタイプがあります。

 

虚血性脳卒中

血管が詰まるタイプ(脳梗塞)

このタイプの脳卒中は、脳への血流が減少または妨げられたときに起こります。脳細胞の活動に必要な酸素を多く含む血液と栄養素がないと脳細胞が壊死し始め、脳障害を引き起こすことがあります。虚血性脳卒中は、心房細動と最も関連のある脳卒中です1,2

 

出血性脳卒中

血管が破れるタイプ(脳出血、くも膜下出血)

出血性脳卒中は、脳の血管が破裂し、血液が脳内に流入したときに起こります。これにより、脳が腫れたり圧迫されて、脳細胞が損傷することがあります1

脳卒中の症状

脳卒中の症状 脳卒中の徴候として以下が挙げられます

  • 顔面、腕や脚(特に体の片側)の突然のしびれ、脱力感や麻痺
  • 突然の錯乱や発話障害、会話の内容が理解できなくなる
  • 片眼または両眼が見えにくくなる
  • 突然の歩行障害、浮動性めまい、平衡障害、協調運動障害
  • 原因不明の突然の重度頭痛

*上記の症状がある場合は、専門医に相談してください

脳卒中のリスク因子

年齢、人種または性別にかかわらず、誰でも脳卒中を起こす可能性があります。ただし、以下の特定のリスク因子によって、脳卒中を起こす確率が高くなる場合があります3

  • 高血圧
  • 高コレステロール
  • 心臓病
  • 糖尿病
  • 過度のアルコール摂取
  • 喫煙
  • 過体重または肥満
  • 運動不足
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
  • 脳卒中の既往または家族歴
  • 55歳以上

脳卒中の予防

脳卒中のリスクを管理することが心房細動治療の主な目的ですが、脳卒中全体のリスクを低減するためにできることは他にもあります4

  • 血圧を下げる
  • 健康体重を維持する
  • 果物や野菜を多く含む食事をとる
  • 食事からとるコレステロールや飽和脂肪酸の量を減らす
  • 飲酒は適度にする
  • 禁煙する
  • 定期的に運動する
  • 糖尿病を管理する

心房細動の患者さんの脳卒中の
60~80%は予防できます5


医師に相談しましょう

非弁膜症性心房細動と診断された場合、病状と治療選択肢について医師に相談することが重要です。会話を始める参考として、医師との対話ガイドを次の診察時に持って行きましょう。

対話ガイドを見る

References: 

  1. American Stroke Association website. http://www.strokeassociation.org/STROKEORG/. American Heart Association. Published 2017. Accessed May 31, 2017.
  2. National Stroke Association website. http://www.stroke.org/. Published 2017. Accessed May 31, 2017.
  3. Stroke: Symptoms and Causes. Mayo Clinic. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/stroke/symptoms-causes/syc-20350113. Accessed September 26, 2017.
  4. Stroke: Self-management. Mayo Clinic. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/stroke/manage/ptc-20117267. Accessed September 26, 2017.
  5. Harvard Health Publications. Atrial fibrillation. http://www.health.harvard.edu/heart-health/atrial-fibrillation- common-serious-treatable. Harvard University Medical School. Published November 2011. Accessed August 25, 2016.